随筆，評伝（日本政治）

ひとまず収まりつつあるのか・・・。

まだまだ先が見えないな～

コルシア書店の仲間たち―須賀敦子コレクション (白水uブックス―エッセイの小径)

田中角栄:同心円でいこう (ミネルヴァ日本評伝選)

 「政治的事業家は，ルールに則ったゲームにおいて自らが代表する部分利益に有利な調整を実現しようとする。田中角栄という政治家は，部分利益を組織化し，政治舞台で効果的に実現する能力に長けていた。つまり，第一級の政治的事業家だったのである。だからこそ，彼は戦後民主主義の申し子となった。名望家によるエリート民主主義ではなく，政治的事業家による大衆民主主義こそが，戦後民主主義の姿であった」（122頁）。