日本政治

行ったり来たりの一週間。

「安倍一強」の謎 (朝日新書)

「本書の第1の出発点を，政権を支持するかどうかにかかわらず野党の再生が必要であることに置きたい。すると次に問題となるのは，野党再生のモデルはどこにあるかという問いである。それは，かつての民主党ではなく，現在の自民党である。本書の第2の出発点はここにある。」（24頁）

「政治主導か官僚主導かではなく，省レベルの官僚主導を官邸が主導する。それが，現在の「官邸主導」の内実である。」（79頁）

「長い目で見ると政権交代とは，与党，野党が立場を変える際に，それぞれ相手から学習することでもある。」　（248頁）