批評,日本中世史

3連休も終わってしまった。
少し北上したぐらいで,あっという間に過ぎた。

(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス

(ブレインズ叢書1) 「批評」とは何か? 批評家養成ギブス

「要は『可能性』っていうものをどう考えるのか,その作品に潜在している『可能性』,言い換えるとポテンシャルというか,つまりある一つの作品から,一体どういうことが考えられるのか,その作品を聴いちゃったり見ちゃったり読んじゃったりしたことによって,その向こう側にどれほどの世界のひろがりっていうのがありうるのか,っていうのが僕は批評だって思うんですね。」(32頁)

「量的な体験が質的な体験を準備しうることがあるわけですよ。やっぱり,ジャンルにとらわれず色々なものをたくさん体験していることの中から『貫通する問題系』というものが,自分なりのものとして拾い出されてくるんだと思うので,それはやっぱり,鑑賞者としての膨大な体験とどこかで繋がっているのだろうと思います。」(240頁)

選書日本中世史 4 僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社選書メチエ)

選書日本中世史 4 僧侶と海商たちの東シナ海 (講談社選書メチエ)

 僧侶の往来(とそれを運ぶ海商)を通してみた東シナ海域史。